
SquareとSTORESの違いは何?
Square(スクエアー)とSTORES(ストアーズ)は、どちらも簡単にキャッシュレス決済の導入やネットショップの作成ができると話題ですが、どちらがお店に合っているのか迷う方も多いと思います。
そこでこの記事では、Square(スクエアー)とSTORES(ストアーズ)を「決済・ネットショップ・POレジ・予約システム」の4つのサービスごとに詳しく比較し、違いを解説。それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
導入がスムーズ 店舗・ネットショップの一元管理がしやすい 決済端末の種類が多い 入金サイクルが早い 振込手数料が無料 | 決済端末は専用端末のみ対応で初期費用がかかる 対応する電子マネーの種類が少ない QR決済対応はPayPayのみ |


メリット | デメリット |
低コストで簡単にネットショップを運営できる ネットショップの決済手段が豊富 操作がシンプルで使いやすい 電子マネーの決済手数料が安い | 1つのアカウント共通だがサービスごとにログインする必要がある QR決済対応はWechatPayのみ 無料プランの決済手数料が高い |
ここからは、「Square(スクエア)」と「STORES(ストアーズ)」のサービスを比較した内容を詳しく解説していきます。
SquareとSTORESのサービス比較まとめ


Square | STORES | |
---|---|---|
決済 | Square 入金サイクルが短い 入金手数料が無料 | STORES決済 電子マネーの決済手数料が安い 決済手数料がやや高い |
ネットショップ | Squareオンラインビジネス 決済手段はクレジットカードのみ | STORESネットショップ 決済手段が多い 無料テンプレートが多い |
POSレジ | SquarePOSレジ 無料で幅広い機能が利用可能 デザイン・操作がシンプルで使いやすい | STOREレジ 売上分析は基本的なことのみ 外部連携できる機能が少ない |
予約システム | Square予約 予約件数が無制限 | STORES予約 多機能で使いやすい |
Square(スクエア)とSTORES(ストアーズ)ともにキャッシュレス決済・ネットショップ・POSレジ・予約システムのサービスを提供していますが、それぞれの特性があります。
- Square(スクエア)…低コストで各サービスを利用でき、一元管理できる
- STORES(ストアーズ)…初心者でも簡単にネットショップを開設できる
Square(スクエア)は、低コストで実店舗をメインにオンラインストアまでを一元管理したい場合、ストアーズはオンラインストアをメインに実店舗までビジネスを広げる場合におすすめです。
Squareの特徴


「Square(スクエア)」は本社が米国(日本支社:東京)にあり、業界最大級の事業者向けプラットフォームとして、様々なビジネスに製品とサービスを提供しています。
シンプルな機能とスタイリッシュなデザイン、無料プランで使える機能が多い点が特徴です。
また、「Square(スクエア)」での決済は、入金サイクルが短いため、手元に資金が不足するといったキャッシュフローの心配を避けれるのは、お店を経営する上で大きなメリット。
導入までの期間も短く、アカウントを作成すれば、実店舗のレジ機能、オンラインショップの開設、在庫の一元管理が無料で利用可能できるのもポイントです。
コストを抑え、手軽に各種サービスを導入できるため、個人店・サロン・教室・ハンドメイド販売・服飾・雑貨・カフェ・宿泊施設などの小規模小売店・飲食店におすすめです。
STORESの特徴


「STORES(ストアーズ)」は、お店のデジタル化を総合的にサポートする国内企業です。
STORES(ストアーズ)の最大の特徴は、簡単にネットショップを作成・運営できることですが、同時にキャッシュレス決済やPOSレジサービスも提供しています。
各サービスは無料で始められるため、低コストでネットショップと店舗の一元管理を実現したい方に最適です。
すでにSTORESでネットショップを開設している方には、STORESレジ・STORES決済の導入がおすすめ。
「STORES(ストアーズ)」は、個人事業者から中規模企業まで、さまざまな規模の店舗に支持されています。
【SquareとSTORES】キャッシュレス決済を比較


Square 決済 | STORES 決済 | |
---|---|---|
決済端末 | Androidスマホ ※対応機種 Squareリーダー:4,980円 ![]() ![]() Squareターミナル:39,980円 ![]() ![]() Squareスタンド:29,980円 ![]() ![]() Squarレジスタ:84,980円 ![]() ![]() | STORES決済![]() ![]() 19,800円(税込) ※条件達成で無料 |
月額料金 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 3.25% | クレジットカード 3.24% 電子マネー 1.98% QRコード 3.24% |
振込手数料 | 無料 | 売上合計10万円未満:200円 売上合計10万円以上:無料 (手動入金) 無料 (自動入金) |
入金サイクル | 最短翌営業日 (三井住友銀行またはみずほ銀行) 毎週金曜日 (その他の金融機関) | 月末締め翌月20日 |
キャッシュレス種類 | クレジットカード・デビットカード 電子マネー QRコード | クレジットカード・デビットカード 電子マネー QRコード |
導入までの期間 | 最短1〜2営業日 | 最短3営業日 |
Square(スクエアー)とSTORES(ストアーズ)のキャッシュレス決済の違いでポイントとなる点は、以下の通りです。
- 決済端末の種類が豊富でお店の必要に応じて選べる
- キャッシュレス決済導入までの期間が短い
- 振込手数料が無料
- 入金サイクルが早い
- QRコード決済はPayPayのみ対応
- 電子マネーの決済手数料が安い
- QRコード決済はWechatpayのみ対応
Square(スクエアー)は、入金サイクルが翌営業日または、週に1回となっており、短く売上額を早く現金化できます。そのため手元に資金がないと状況を避けれるのは、大きなメリット。さらに手数料が無料で無駄な費用もかかりません。
Square(スクエアー)とSTORES(ストアーズ)の比較ポイントは、対応するQRコード決済サービスです。Square(スクエアー)は、シェアが大きいPayPayに対し、STORES(ストアーズ)は中国人の利用者が多いWechatpayの対応です。
キャッシュレス決済は、Square(スクエアー)資金繰りやコスト面でメリットが大きいですが、電子マネーの利用や中国人のお客様が多いお店はSTORES(ストアーズ)がおすすめです。
【SquareとSTORES】オンラインストアを比較


Square オンラインサービス | STORES ネットショップ | |
---|---|---|
月額料金 | 無料プラン:0円 プラスプラン:3,375円(税込) プレミアムプラン:9,180円(税込) | フリープラン:0円 ベーシックプラン:2,980円(税込) ※初月無料 |
決済手数料 | フリープラン:3.6% プレミアムプラン:3.3% | フリープラン:5.5% ベーシックプラン:3.6% |
振込手数料 | 無料 | 275円 入金が1万円未満の場合:275円加算(事務手数料) |
入金サイクル | 最短翌営業日 (三井住友銀行またはみずほ銀行) 毎週金曜日 (その他の金融機関) | 月末締め 翌月末支払い ※スピードキャッシュ 通常の決済手数料+翌日振込手数料 フリープラン;3.5% ベーシックプラン:1.5% |
決済手段 | クレジットカード | クレジットカード・コンビニ決済・銀行振込・楽天ペイ・PayPal・あと払い(ペイティ)・キャリア決済・代金引換.・Amazon Pay・PayPay残高 |
定期販売 | ||
月謝・サブスク |
Square(スクエアー)とSTORES(ストアーズ)ともに初期・月額費用0円でオンラインショップを作成でき、必要に応じて有料プランへ移行できます。2つのサービスを比較したポイントは以下の通りです。
- 振込手数料が無料
- 入金サイクルが早い
- インスタグラム連携・販売が可能
- 実店舗と在庫管理を一元化できる
- おしゃれな無料テンプレートが豊富
- インスタグラム連携・ダウンロード販売も可能
- 決済手段が豊富
Square(スクエアー)は、オンライン決済でも振込手数料が無料で入金サイクルが早く、実店舗の在庫と一元管理できるのがメリット。
STORES(ストアーズ)は、無料でオシャレなデザインテンプレートが利用でき、簡単にオンラインショップを作成できます。
決済方法の種類が多く、ネットショップを運営する上ではメリットが大きいです。
【SquareとSTORES】POSレジサービスを比較


Square レジ | STORES レジ | |
---|---|---|
対応iOS | iPad / iPhone / android端末 | iPad |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 0円 | フリープラン:0円 ベーシックプラン:4,950円(税込) ※30日間無料 |
会計ソフト連携 | freee会計 マネーフォワード | freee会計 マネーフォワード |
基本機能 | レジ機能・売上分析・商品在庫管理・ネットショップ連携 スタッフ管理・顧客管理 | レジ機能・売上分析・商品在庫管理・ネットショップ連携 スタッフ管理 |
インボイス制度対応 |
Square(スクエアー)レジとSTORES(ストアーズ)レジともに初期・月額費用0円でPOSレジサービスを導入できます。
- 手軽かつスピーディーにPOSレジが始めれる
- 機能・デザインともにシンプルで使いやすい
- 無料で利用できる機能が多い
- 端末がAndroidスマホに対応している
- 操作が簡単でわかりやすい
- ストアーズネットショップ連携が使いやすい
POSレジは、Square(スクエアー)の方がレジ機能から売上分析、在庫や顧客管理まで無料で使える機能が充実しています。
一方、STORES(ストアーズ)に顧客管理機能がついておらず、売上分析機能も基本的な内容のみとなっています。
POSレジでは、Square(スクエアー)の方が、運用コストを抑え多くの機能を利用できる点でおすすめです。
【SquareとSTORES】予約サービスを比較


Square 予約 | STORES 予約 | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | フリー:0円 プラス:3,000円 プレミアム:8,000円 | フリー:0円 スモール:9,700円(税込) チーム:19,690円(税込) ビジネス:28,600円(税込) エンタープライズ:66,000円(税込) |
月間予約数 | 無制限 | プランによる |
顧客登録数 | 無制限 | 無制限 |
決済手数料 | 3.6% | 4.9% +99円 |
入金サイクル | 最短翌営業日 | 翌月25日 |
外部サービス連携 | Instagram WooCommerce | リモートロック LINEミニアプリ Googleカレンダー |
機能 | リマインドメール・スマホアプリ・Google予約予約カレンダーうめこみ | スタッフ指名・グループ予約・キャンセル待ち・リマインドメール・ダイレクトメール・Zoom連携・メールマガジン・アンケート機能・英語表記・スマホアプリ・Google予約・予約カレンダーうめこみ |
オンライン予約ページ | デザインテンプレートあり | カスタマイズ可 |
Square(スクエアー)レジとSTORES(ストアーズ)ともに初期・月額費用0円で予約システムを導入できます。
どちらも基本機能的な予約機能を備えていますが、比較したポイントは以下の通りです。
- 予約件数が無制限
- 決済手数料が安い
- 予約の機能が充実
- 操作が簡単
ストアーズ予約は、個々のスタッフを管理したい、予約ページを自由にカスタマイズしたい、STORES ショッピングカートと連携したいという店舗に向いています。
スクエア予約は、決済手数料が安く、SquareレジやPOSレジと連携したいというビジネスにおすすめです。
Squareのメリット・デメリット


メリット | デメリット |
導入がスムーズ 店舗・ネットショップの一元管理がしやすい 決済端末の種類が多い 入金サイクルが早い 振込手数料が無料 | 決済端末は専用端末のみ対応で初期費用がかかる 対応する電子マネーの種類が少ない QR決済対応はPayPayのみ |
スクエアのメリットは、導入がスムーズで、実店舗とネットショップの売上や在庫を一元管理しやすく、さまざまな種類の決済端末が提供されている点が挙げられます。
また、売上金の入金サイクルが早く、振込手数料が無料であるため、キャッシュフローの改善やコストを抑えて運営できます。
一方、デメリットとして、決済端末が専用端末のみ対応で初期費用がかかること、対応する電子マネーの種類が少ないことなどが挙げられます。
STORESのメリット・デメリット


メリット | デメリット |
低コストで簡単にネットショップを運営できる ネットショップの決済手段が豊富 操作がシンプルで使いやすい | 1つのアカウント共通だがサービスごとにログインする必要がある QR決済対応はWechatPayのみ オンライン決済手数料がやや高い |
STORESのメリットは、低コストで簡単にネットショップを運営できること。ネットショップの決済手段が豊富で、操作がシンプルで使いやすいことです。
デメリットは、各サービスを利用する際にログインする必要があり、店舗の一元管理をする際に手間に感じることがあるかもしれません。
また、無料プランでの決済手数料がやや高いことも挙げられます。
SquareとSTORESのどちらがおすすめ?
SquareとSTORESのどちらがおすすめかは、実店舗とネットショップのどちらに比重をおくかを目安に検討するとよいでしょう。
実店舗をメインにネットショップの両方で販売したい場合は、Squareの方がレジ機能や予約機能など一元管理しやすいのでおすすめです。
ネットショップで販売を始めたい場合は、STORESの方が機能が充実しており、デザインも自由度が高く、決済手段も豊富のためおすすめです。
どちらのサービスも無料プランがあるので、まずは両方を試してみて、自分に合った方を選ぶことをおすすめします。